お世話になりました

昨日、美容院へ行くため地下鉄を降りた直後、ケータイを取り出そうとしたら見つからないのです。
まさか…と思いながら二つ持っていた鞄のあちこちを探したものの見つかりません。
車内で電卓代わりに使用していたのですが、どうやら鞄に入れたつもりが滑り落ちてしまったようでした。

そこで、また、駅へ引き返し、5分ほど前に着いた電車の中にケータイを忘れたと伝えたところ、そろそろ終点の駅に着く頃なので、着いたら車内を調べるよう連絡を入れてくれました。
すぐに連絡が来ましたがなかったとのこと。
どうしたらよいか尋ねると今日来れるならまた後でここへ来るか明日以降はこちらへ連絡するようにと案内をもらいました。

ケータイには指紋認証が付いているから他人は使えないので、とりあえず美容院へ行くことにしました。
美容院でその話をすると、オーナーが私のケータイに電話をかけてくれましたが誰も出ず。
しかし、電源が切られていないということは悪用されそうな気配もない…ということで、のんびり施術を受け、終わってからまた駅へ行ってみました。

駅員さんは先程の人と変わっていたので、一からまた説明をちょこっとしたのですが、失くした時刻を伝えると、そろそろ検索にかかるころかなと調べてくれて（遺失物を登録するソフトが備えられているようです）、それらしきものが保管されている駅に連絡。
私のケータイの特徴：NTTdocomo、富士通、白、スライド式、ストラップなし、指紋認証

とかなり合致するのでおそらくそれだろう、どうされますか？と聞かれたので、そこから二駅先の駅まですぐに取りに行くことにしました。

その駅員さんふっくらした体型とにこやかな笑顔でとても感じが良かったです。
正直言って地下鉄の駅員さんには過去にとっても嫌な経験が何度かあったのでいい印象があまりありませんでした。

ホームへ降りるとすぐに電車が来たので乗って目的の駅で降り、駅長室を目指しました。
改札口にくっついた形で駅長室があり、硝子戸をあけようと近付くと、中から戸が開きました。
そこには、また、笑顔の駅員さんが、「ケータイですね。」と言って迎えてくれびっくり！
私は何も言わずに済みました。
届け出た駅の駅員さんが私が改札を通った後、先方の駅に再度連絡し、私の特徴を伝えてくれていたのでしょう。
ショートカットにしたばかりの頭と派手なピンクのニットを着ていたので伝えやすかったでしょうし、受け手の側もわかりやすかったと思いますが。
すごい連携でとっても感動しました。

私がケータイを忘れたのは午前11時前なのに、届けられたのは午後12時5分となっていました。
理由は聞かなかったけど届けた人がしばらく持ったままだったとか…
裏を開けてマイクロSDカードを抜くことはできるけどそれもちゃんと入っていたので、悪意はなかったと思います。
届けてくださりありがとうございます。

指紋認証で他人が中を見ることは難しいし、データはバクアップを定期的に取ってあげてあるので万が一ケータイを失くしてもできる限り元通りに使える備えはしてあしますが、しかし、ケータイがないと誰にも連絡できないというのは困ったなと、せめて家族の電話番号くらいメモしておかないと…と思ったのでした。