黒田知永子さんの『CHICO MY FAVARITES』、雑誌か何かで見かけて興味があったのですが、図書館にリクエストしたら購入していただき、先日取りに行ってきました。
CHICOさんは、同年代ですが、『JJ』読者でなかった私は、実は当時は全く存じ上げませんでした。
そのころは、ハマトラ全盛期で、同級生たちは、みんな、ポロシャツにひざ丈スカート、ベルトはバレンチノとかグッチ。
足元は、紺色の薄手のハイソックスにYSLのウエッジシューズで、バッグはルイヴィトン、ディオール、セリーヌといったブランド物のミニボストン。
購入雑誌は、『ミュージックライフ』、『ギターマガジン』、『rockin' on』というロック女子(?)だった私は、最新の女子大生の流行に疎くて、みんな、なんであんな地味なおばさん風の柄物のバッグを持っているのかと不思議に思っておりました…(^^;)
その後のいろいろ長い時代は割愛して、40代で『STORY』のCHICOさんと出会い、すっかりファンに。
この本はCHICOさんの私物でプライベートのスタイルをたくさん紹介されているのですが、なるほど~
シャネルのツイードジャケットに緩めのジーンズとか、甘辛MIXがとてもいい感じです。
そして、いろんなおしゃれな方に共通しているのが、靴にポイントを置くということです。
CHICOさんは、 マニッシュなものやバレエシューズのようにヒールの低いものを中心にコレクトされているそうです。
冒頭に、”若作りしようと思わないし、年相応でいたい”とあり、私もそうです。
若々しいのはいいですけど、若作りとは違いますよね。
確固たるスタイルを持っているわけでなく、むしろ凝り固まらないないように心がけている…とも。
その柔軟性もきっといいんですね。
パワーのある服をシンプルに着る。
シャツとパンツ、もしくはワンピースだけ。
後は、時計かバングルとピアスを追加するくらいだそうです。
パワーのある服とは、上質な素材を使った良い仕立てのもののことでしょう。
確かにそういうものはごちゃごちゃアクセサリーをたくさんつけるよりシンプルに着る方がおしゃれです。
そこに着る人の人生も反映されてしまうような気がします。
若い人にはない人生の重さ…かな。
だから、シンプルに着ないと重くなったり、しつこくなってしまいそう。
腰回りがゆったりして、裾はテーパドスタイルのパンツと大きめのシャツの組み合わせや、やはり裾が細くなったジャージー系のパンツにきれいめシャツ。
がっちり固まっていないどこかちょっと力の抜けた感じのスタイルを見ていると、私ももっとパンツが履きたくなってきたので、また、娘とパトロールに出かけたいと思ったのでした。

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