教訓１

娘と私の好きな作家さんのサイン会があるということで、電話で整理券の予約をし、翌日、ちょうど近くに用事があったので取りに行ってきました。

カウンターで、作家さんのお名前を告げてサイン会の整理券を取りに来ましたと言ったのですが、その係の人は、えっ?というリアクション。
後ろに色々イベント情報のポスターが貼ってあるのを振り返って見られたのですが、通じず。
もう一度、作家さんのお名前を言いましたが、ダメなので、後ろのポスターを指さし、
「その左から3番目の。」と言いました。

すると、ああという感じで、本を取りに行かれお金も支払い、当日のサイン会の場所を地図で示しながら説明され、サイン会は 14時からですと言われたのですが、19時と聞いていたので、思わず、
「えっ、14時？」
と聞き返すと、その店員さん急に慌てだし、手元の手作りのイベントごとのカードをぐるぐる繰り出しました。
私は、すぐに、そのイベントのカードがどれかわかったのですが、見つけられない様子で何度も上から下へぐるぐるやっているので、「上から2番目の。」って指さして言ったんです。
そすると、「すみません。場所が違いますのでもう1度説明します…」と、サイン会の会場の説明をやり直されました。

整理券を小さい袋に入れ、本と一緒に別の袋へ入れようとして、その店員さんまた、様子がおかしくなりアタフタ。
私も、近眼なのにいつも裸眼で適当なのがいけませんでした。
本を間違えたことに気付かれたんです。
確かに、なんだかあんな表紙だったっけ?とちょっと思ってはいたのですが…
「じゃあ、値段が違うんですね。これ、必要ですね。」ともらったレシートを返しました。 
その店員さん、受け取ったもののどうしていいのかレジを開けてまごついていると、隣のレジの人が思わず、「課長（と聞こえたのですが）を呼んで！」と言われたのですが、その店員さん慌てるばかりで、レジの引き出しも開けたまま…
隣のレジの人が申し訳ありませんと私に言って、レジの引き出しを閉じて、携帯で連絡するよう促すと、すぐにその上司と思われる女性がやってきました。

それでも、そのスタッフは、相変わらずで、私が返したレシートを私にもう一度渡そうとしたり、上司の方が正しい本はどれかと言われているのに、この本が…と間違えた方の本を差し出したり、最後までとんちんかんなままでした。

間違いが発生した瞬間、隣のレジの人が眉間に寄せたしわが 「またか！」と言わんばかりの様子で、もしかしてこの人いつもこんななのかな?と思ってしまいました。

書店員さんというのは普通本が好きな方がなられると理解しているのですが、もちろん、分野がいろいろあるので知らない作家さんもたくさんいらっしゃるかもしれません。
バイトの方が多いでしょうから、誰がレジに立っても正しい案内ができるように手のひらサイズの段ボール紙に穴を明けてリングが通してあり、その1枚1枚には各イベントの概要が記されているようでした。
しかし、そもそも、作家さんのお名前を覚えていないようでは役に立ちません。
スタッフの方は、ポスターを掲げたり、ネットで配信したりしている大きなイベントはちゃんと確認しておかないといけませんね。